金正恩、組織管理専門家を起用…軍部掌握の布石?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.11 14:58
金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委副委員長の総書記就任を控えて行われた北朝鮮軍部の改編は、人的刷新を通じた権力掌握の手続きと分析される。パルチザン出身と党性が強い人物が交代で回る人事ではあるが、父の影から抜け出すためには「変化」が必要だったのだ。
10日に一部公開された人事で最も目を引くのは、金正覚(キム・ジョンガク)総政治局第1副局長を人民武力部長に起用したことだ。事実上、総政治局を率いた金正覚を人民武力部長に起用したのは、李英浩(リ・ヨンホ)総参謀長(次帥)の作戦ラインと行政・人事ラインを分離し、軍部を牽制して掌握するための布石というのが、専門家らの解釈だ。