【グローバルアイ】10年ぶりに中国に住んでみると…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.20 16:58
マンションの居間のカーテンを開けると、往復8車線の道路が見える。向かい側には商店街があり、その前には車がぎっしり並んでいる。先週末、そこに駐車されている車を数えてみると100余台。ブランドはベンツ・BMW・現代(ヒョンデ)・アウディ・フォルクスワーゲン・トヨタ…など20以上もある。このうち北京現代自動車が15台で最も多かった。北京で暮らす韓国人にとって、現代車はサムスンとともにもう一つの‘自負心’だ。
02年の北京研修時代、記者は現在住んでいるマンションの向かい側にいた。当時ここに駐車された車は多くて20台ほど。もちろん現代車はなかった。残りの空間は数百台の自転車で埋まっていた。しかし10年が過ぎた今、天安門通りにも、マンション前の道にも、路地にも、もう自転車に乗る逍遥のロマンはない。その代わりに車があふれている。北京市が車の量を制限しているが、出退勤時の交通地獄は避けられない。2月末現在、北京の登録車両は500万台。人口(2000万人)4人当たりに1台だ。参考にソウルは300万台をやや超えるほどだ。北京に赴任して約50日が過ぎたが、過去10年間に中国経済は自動車ほど速く成長したという印象だ。