【社説】中国も懸念する北朝鮮ミサイル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.19 11:25
北朝鮮の「光明星3号」衛星打ち上げ計画に対し、国際社会が一斉に自制を要求した。北朝鮮が来月中旬に「銀河3号」ロケットで「光明星3号」衛星を地球軌道に打ち上げる計画だと発表したことに対し、国連と韓国、米国、日本、欧州連合(EU)はもちろん、中国やロシアまでも直ちに懸念を表明した。国際社会が一つの声で自制を要求している現実を直視し、北朝鮮は発射計画を直ちに撤回しなければならない。
国際社会の反発が高まると、北朝鮮は昨日、「光明星3号の打ち上げは宇宙空間の平和的開発および利用と関連し、国際的に公認された主権国家の合法的権利」とし「これを阻止するのは、平和的な宇宙利用権利を否定し、自主権を侵害する卑劣な行為」と反論した。光明星1号、2号打ち上げ当時と同じ常套的な主張だ。宇宙空間の平和的利用なら、なぜ北朝鮮の血盟である中国さえも直ちに懸念を表明し、北朝鮮の責任問題を取り上げたのか。民間用ロケット技術は軍事用ミサイル技術と事実上同じだ。このため北朝鮮が平和的目的のロケット発射だと主張しても、国際社会は軍事用の長距離ミサイル試験だとして挑発と見なす。