【時論】東海を呼ぶ「第3の名称」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.20 16:14
3月8日、東海研究会が主催する第18回「東海の地名と海の名称に関する国際セミナー」がEU本部があるブリュッセルで開かれた。東海(トンヘ、日本名・日本海)に関して特記すべきいくつかの進展があった。筆者は1992年に東海表記問題を国際連合地名標準化会議(UNCSGN)に初めて提起した当時から04年まで、外交舞台でこの問題を扱った。その縁で今回のセミナーに討論者として出席した。今回のセミナーを見ながら、いくつかの提案の必要性を感じた。
一つ目、セミナーは時間と場所、出席者など多くの面で成功した。今回のセミナーは外交的に敏感な時期に開かれた。国際水路機関(IHO)が60年間も延ばしてきた「海洋の名称及び境界」地図第4版の発行決定まで1カ月ほど残した時点だ。東海研究会は欧州の首都ともいえるブリュッセルを場所に選んだ。国際連合地名標準化会議(UNGEGN)のオランダ・アルジェリア出身の現職副議長2人が出席した。カナダ人の議長は任期満了で近く退任する予定だ。その間、非協調的だったフランス代表が初めて出席した。