【コラム】韓国「もう学ぶことはない」、自信はよいが…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.19 17:36
今回、韓国に来てから文化関係者によく会う。 芸能、音楽、美術など世界的に韓国は良い成績を出している。 「かつてはフランスや日本から本を購入し、熱心に勉強した。 しかし最近の若い世代はそうではない。 自国のものが一番という自信がある」と話す韓国の文化界の幹部。 これに対し、日本の元老文化人が「自信はよいが、外国から学ぶ姿勢がどの世の中でも必要ではないだろうか」と問い返したが、返事は変わらなかった。 文化以外の分野でも時々「もう学ぶことはない」という雰囲気が見える。
80年代の日本は実にうまくいった時期だった。 自動車と金融、そして科学技術で、世界のトップに迫り、米国の不動産や文化産業を買収した。 90年代初めは開発途上国への支援額が米国を超えて世界1位になった。 米国の知識人は「冷戦でソ連に勝った。 しかし本当の勝者は日本ではないか」と語った。 広い米国全体の地価より日本の地価が高いと自慢げに話し、教育も米国式は間違っていると軽視した時期があった。