米国で通用した“逆発想”経営…現代車、今度は欧州で挑戦(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.07 11:53
「他人が減らす時は増やし、増やす時はむしろ内部を充実させた」。世界5大自動車メーカーに定着した現代(ヒョンデ)自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長(74)について、業界関係者が述べた言葉だ。グローバル経済が揺れ動く状況でも、現代・起亜(キア)車が成長を続けてきたのは、鄭会長のリーダーシップが大きな役割を果たしたということだ。
08年の米国発金融危機で世界主要自動車メーカーが緊縮経営を選択した中、鄭会長はむしろ海外工場を増設し、攻撃的な経営に乗り出した。現代車が過去最大の実績を出し、世界全域のディーラーが「車をもっと供給してほしい」と注文した昨年初めは「今は内部を固める時期」として工場拡張要求に制約を加えた。