板門店訪れた金正恩、対南緊張高める動きを活発化(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.05 08:45
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)の動きが尋常でない。北朝鮮の最高司令官(労働党中央軍事委副委員長)の地位に就いた彼は3日に板門店(パンムンジョム)を訪問し1時間ほど滞在した。前日の2日には平壌(ピョンヤン)に近い戦略ロケット司令部を訪れた。北朝鮮のウラン濃縮計画(UEP)猶予を骨子とする米朝会談の結果を先月29日に同時発表してから3日ぶりだ。
米朝対話基調とは反対に対南緊張の雰囲気を作るような歩みだ。単純に「初度巡視」次元で現地指導に出ただけとみるのは難しい。特に彼が先月24日に延坪島(ヨンピョンド)砲撃挑発を敢行した4軍団訪問に続き板門店を訪れたことに韓国当局は注目している。金正日(キム・ジョンイル)死去直前に北朝鮮最高指導部の前方地域訪問は非公開裏に行われていた点に照らすと今回の訪問は異例的だ。