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日本人相手のぼったくりの裏に紹介料を受ける“客引き”(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.02 08:43
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商人はガイドに気に入ってもらうしかない。南大門や明洞の商圏は品目別に30-90%ほど外国人観光客に依存しているからだ。南大門商人のイさん(42)は「客引きやガイドに嫌われれば店を閉めなければいけない」と語った。一部の商人は主要ガイド・客引き名簿を作り、接待までしているという。これでは価格が上がるしかない。南大門の商人イさんは「客引きなしに店に来る外国人の常連客にだけ本来の値段で売る」と話した。

一部の食堂は基本的に無料で出すおかずに料金を請求するという。客引きの紹介で明洞の飲食店に来た日本人のトシコさん(58、女性)は「日本のようにおかずごとにお金を別に出すものと思っていたが、後にぼられたことを知って本当に不快な思いをした」と語った。

 
ソウル中区庁の関係者は「客引き行為は立証が難しく、処罰の根拠も軽犯罪処罰法だけなので、10万ウォン(約7500円)ほどの罰金で終わる」と取り締まりの難しさを訴えた。キム・チョルォン慶煕(キョンヒ)大ホテル観光大学長は「タイなどで施行している観光警察制度を導入してでも、客引きに対しては強力に処罰しなければならない」と指摘した。

◇「ピッキ」=客を引き込んで物を買わせる客引きを言う俗語。語源についてはいくつかの説があるが、日本語の「引き」が最も有力と考えられている。客引きの処罰が可能な法的な根拠は軽犯罪処罰法第1条10項の「物品押し売りおよび客引き行為」程度で、10万ウォン以下の罰金などが科される。


日本人相手のぼったくりの裏に紹介料を受ける“客引き”(1)

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