大地震から1年の日本、なぜ韓国人美術家イ・ブル氏に引かれたのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.06 17:34
世界の人々が言語障壁なく疎通するという理想で考案されたエスペラント語の文章が流れる発光ダイオード(LED)搭、韓国近代史を貫通する人物である朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領に対する美術作品などだ。 東京の全景が見渡せる最後のセクションでは、新作「秘密を共有するもの」に会うことができる。 15年間にわたりソウル城北洞(ソンブクドン)の家で飼っていた犬が死ぬと、これをモチーフにして制作したクリスタルと鏡を利用した作品だ。 現代都市を見下ろしながらクリスタルを吐き出す犬の造形物は作家自身の分身だ。
森美術館は今回の回顧展のために世界のあちこちにあるイ・ブル氏の作品を集めた。 パフォーマンスなどで消えた一部は新たに復元した。 インスタレーション40点、ドローイング150点で回顧展の威容を整えた。 イ・ブル氏のソウル城北洞ドローイングルームと似たスタジオを再現し、この作家がどこからインスピレーションを得て、これをどう発展させたのかも分かるようにした。