【世説】韓国・台湾の「低評価関係」脱する時(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.16 10:40
一昨日実施された台湾総統選挙で政権与党国民党から出馬した馬英九現総統が野党民進党の蔡英文候補を押さえ再選に成功した。馬英九総統は世界的な景気低迷の中で台湾経済発展のため中国大陸との平和的関係樹立が必要であることを全面に掲げ安定希求勢力の心に訴えた。蔡英文候補は富の公平な分配と、台湾の将来は台湾人が民主的手続きによって決めるという「台湾コンセンサス(台湾共識)」を旗印に掲げた。
今回の選挙で台湾人は経済問題解決のために中国との平和的関係の設定が必要だという現実を認めた。しかし野党の蔡英文候補に対しても2008年の選挙で民進党の謝長廷候補が記録した41.6%より4ポイント多い45.6%の票を投じた。安定した二党構図が定着していく過程で見られるよう姿だった。