【取材日記】韓国のKTX民営化、公開議論をすべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.12 09:43
「鉄道独占、いまや国民の力で終えなければいけない」。「KTX路線だけを開放の対象とするのは不合理だ」。11日、ほぼ同時に受けた電子メールの内容だ。一つは国土海洋部(国土部)から、もう一つはコレイル(韓国鉄道公社)から届いた。国土部は鉄道の113年の独占体制が崩れてこそ料金も下がり、サービスも向上するという内容を強調した。一方のコレイルは、国土部が主張する9項目に一つひとつ反論する内容を書いた。メール内容だけを見ると、あたかも犬猿の仲だ。
2015年開通予定の水西(スソ)発KTXの運営権を民間に渡すという国土部の計画をめぐって衝突が起きている。長期間にわたる独占体制を崩す画期的なことであるだけに、ある程度の摩擦と混乱は当然かもしれない。しかし問題はこれほど大きな計画を推進しながらも、公論化する努力さえも見られないという点だ。