在韓米軍の撤収に言及、韓国選挙への介入示唆…北朝鮮新年共同社説
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.02 08:51
北朝鮮が1日、金正恩(キム・ジョンウン)時代となって初めての新年共同社説を発表し、「金正恩体制の安定」を内外に強調した。韓国の4月の総選挙と12月の大統領選挙にどのような形であれ影響を及ぼし、政権交替を実現して北朝鮮の好みに合う政権と相手をするという戦略も示した。
この日労働党機関紙など3つの新聞に掲載された「金正日(キム・ジョンイル)同志の遺訓を敬い、2012年を強盛復興の全盛期が展開される勝利の年として輝かせよう」という共同社説に、「遺訓」という単語は9回も登場した。「金正恩同志はすなわち偉大な金正日同志」という表現もした。金正恩に対する忠誠と内部団結を強調したものだ。だが、ビジョン提示や新しい政策提案はなかった。金正日急死後の絶対権力の空白期に北朝鮮が抱えている苦悩を見せるものだ。