１９４５年の解放時、韓国の男性の平均身長は１６６センチだった。 ６６年間で韓国は１７３センチになり、７センチ伸びた。 一方、北朝鮮は現在１６０センチだ。 ６センチ低くなった。 第２次世界大戦の３大枢軸国はドイツ・イタリア・日本だ。 いま韓国の青少年の平均身長はドイツよりやや低く、イタリアと同じで、日本より高い。

この国の従北勢力の最も大きな問題は、こうした実像を知らなかったり、または顔を背けることだ。 従北勢力は国を発展させた朴正煕（パク・ジョンヒ）を罵倒する。 そして北朝鮮人の体格を小さくした金日成（キム・イルソン）、金正日（キム・ジョンイル）には寛大だ。

テロリスト独裁者の金正日は病気で死去した。 フセインやムバラクのように法廷に立つこともなかったし、チャウシェスクやカダフィのような悲劇的な事件もなかった。 しかし冥土へいく金正日の旅程は平坦ではないだろう。

ある場所で金正日は４６人と出くわすだろう。 彼らが歌う大韓民国の海軍歌を聞きながら、金正日はハン・ジュホ准尉が渡す西海（ソヘ、黄海）の海水を飲まなければならない。 水はまだ火薬のにおいがするはずだ。 ある道ではアウンサンの英霊を見るだろう。 曲がり角を回ると、金正日の帝国があれほど称賛した「労働者人民」に会うはずだ。 彼らは中東から故郷の韓国へ行く飛行機に乗ったが、海に水葬された。

人類は金正日を送っている。 いま世の中は本当に少しは住みやすくなったのだろうか。 金正恩（キム・ジョンウン）は父の罪業をどれほど拭うのか。

キム・ジン論説委員・政治専門記者


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