情報戦惨敗の韓国政府、北への油断と接触制限が原因か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.22 11:35
韓国情報当局の対北朝鮮情報力不在が連日俎上に上げられている。金正日(キム・ジョンイル)総書記の死亡情報を適時に把握できなかったためだ。その上に元世勲(ウォン・セフン)国家情報院長が20日の国会情報委員会で金正日の死亡時点と場所に疑惑を提起する内容の発言をしたことで、青瓦台(チョンワデ、大統領府)内部でも微妙な気流が歴然としている。
青瓦台核心関係者は21日、「金正日死去後、青瓦台は状況管理のために極度に慎重な姿勢を堅持し、制限され統制されたメッセージだけを出しているのに情報首長がなぜ不必要な話をするのかわからない」と批判した。国会情報委員長のハンナラ党の権世寧(クォン・ヨンセ)議員は事実上元院長の交替を要求した。情報委員会の民主党幹事のチェ・ジェソン議員も元院長が北朝鮮の発表内容と異なる立場を明らかにしたことを「情報いたずら」と規定し、「責任を免れ難い水準のいたずらをした」と追い詰めた。