【社説】勇気ある決断が必要な慰安婦問題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.19 11:03
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が野田佳彦日本首相と18日、京都で会談し、日本軍慰安婦問題を韓日首脳会談の議題として初めて取り上げたのは、両国関係の未来のためにはこの問題を必ず解決しなければならないという点を明確にしたものと受け止められる。李大統領が「両国外交関係の障害物である慰安婦問題を優先的に解決するうえで、日本が真の勇気を持たなければならない」とし「国連を含む世界のすべての国が日本を人権・人道主義的な観点で見ている」と野田首相の政治的決断を促したのは、望ましい両国関係のために言うべきことをきちんと伝えたものだ。
慰安婦問題は戦争犯罪と人権・女性じゅうりんが合わさった犯罪としてイシューが膨らむほど日本に不利であり、したがって未来のためには早急に解決しなければならないという点を強調したとみられる。余生が長くない慰安婦強制連行生存被害者らが、いかなる解決を見られずに全員亡くなれば、歴史にもう一つの汚辱として残るという点も明確にした。14日に駐韓日本大使館付近に設置された慰安婦平和碑問題を持ち出そうとしていた日本政府は、李大統領が「誠意ある措置がなければ第2、第3の平和碑が建てられるだろう」と述べた点に特に衝撃を受けたという。