【コラム】実体のない“韓国型金持ち”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.06 17:07
政府・与党の関心事は最近、「金持ち」のようだ。 ハンナラ党は「韓国版バフェット税」を検討し、金融委員会は多数の外国の富豪が加入する「韓国型ヘッジファンド」の導入を推進中だ。
皮肉にも双方とも「金持ち」の基準として提示した金額は5億ウォン(約3600万円)だ。 ハンナラ党は年間5億ウォン以上の所得者を増税の対象と考えている。 金融委はヘッジファンド加入金額を少なくとも5億ウォンに決めた。 問題は基準があいまいという点だ。 その根拠がよく分からない。 税法専門家と金融関係者の間では、適当に「5億ウォン」に決めた拙速政策ではないかという批判が出ている。