サムスンvsアップル、9カ国で30件の訴訟戦(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.07 17:52
今年9月26日、オランダ・ハーグ裁判所では、サムスン電子とアップルの特許戦争が行われた。 サムスン電子を代理するウィッツマン弁護士は「アップルは自らのデザイン特許は宝石で飾られた王冠だが、サムスンの通信技術特許は必要のないゴミだと主張している」とし「使用料も出さずに無断で特許を使用しているアップルが誠実に交渉に臨むようiPhoneとiPadに対して販売差し止め命令を出してほしい」と猛攻を浴びせた。
これに対しアップル側のクレイマンス弁護士は「サムスンの特許は適当な使用料さえ出せば誰でも使える標準特許」とし「ほぼ1年間交渉を進行中だが、突然、販売差し止め申請をしたのは、アップル新製品の発売を防ごうという意図」と反撃した。 裁判所はアップルに軍配を上げた。 サムスン側の販売差し止め仮処分申請を棄却したのだ。 標準特許侵害を理由に製品の販売を差し止めることはできないということだ。 ドイツ・オランダ・豪州などで相次いで販売差し止めとなったサムスンが初めて反撃に乗り出したが、空回りした。