口蹄疫が再発か…浦項で韓牛1頭に症状の疑い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.01 09:15
慶尚北道浦項(キョンサブクド・ポハン)の韓牛飼育農場の韓牛1頭が31日に口蹄疫とみられる症状を見せたことから農場主が防疫当局に届け出た。昨年冬から今年春まで全国を襲った口蹄疫は4月20日の慶尚北道永川(ヨンチョン)の豚農場を最後に発生していなかった。
31日の農林水産食品部によると、この農場で飼育中の14頭の韓牛のうち1頭が、この日午前よだれを垂らし飼料を食べないことが観察され、慶尚北道と農林水産検疫検査本部で精密検査を行っている。検査結果は1日午前に出される予定だ。農林水産食品部キム・テユン防疫総括課長は配布した報道資料で、「農場主が先月7~10日に中国・北京を旅行し、入国時に空港で消毒を受けた事実が確認された」と明らかにした。防疫当局は精密検査の結果が出るまで該当の韓牛を隔離し、家畜・車両・人などに対する移動統制など緊急防疫措置を取っている。
農林水産食品部は、「口蹄疫と確認された場合、国内でワクチン接種中のタイプならば該当農場の感染家畜だけ殺処分する方針」と明らかにした。しかしワクチン接種を実施していない新しいタイプと判別された場合、該当農場と半径500メートル以内の牛・豚など家畜を殺処分し、半径10キロメートルまで移動制限措置を実施することになる。