【社説】安哲秀教授のソウル市長選出馬説は政界への警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.03 11:38
安哲秀(アン・チョルス)ソウル大融合科学技術大学院長のソウル市長出馬説が政界の話題に浮上した。安教授は「悩んでいる」と明らかにしたが、安教授と親しい人たちは出馬をほぼ既定事実化している状況だ。まだ正式に出馬宣言をしていないにもかかわらず、与野党はもちろん多くの有権者が関心を見せている。安哲秀という人物が従来の政界に及ぼす破壊力がそれだけ大きいからだろう。
安教授の出馬がまだ決まっていない現時点で、一つ確実な点は「従来の政党政治に対する不信」が深刻という現実だ。安教授が出馬する場合は「100%無所属」になるだろうという展望は、安教授本人が持つ従来の政党に対する不信感を表している。安教授の変身に対する国民の関心と反応も政治不信を反映している。今まで政治とは全く関係がなかった人物が政界の真ん中に突然飛び込むというのは破格だ。こうした逸脱に対して多くの国民が関心と期待を見せる現象自体も非正常的だ。しかしそれが現実だ。それほど政党が国民から信頼されていないということだ。