ソウル大融合大学院長が警告「三星、このまま行けば亡びる」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.12 15:16
安哲秀(アン・チョルス)ソウル大融合科学技術大学院長(49)は「世界的な天才も10個のアイデアのうち一つを成功させるが、私たちは天才1人がアイデア一つを出し、失敗すれば埋葬される」と述べた。 その理由について安哲秀氏は「私たちの社会は失敗を容認しないため」とし「見込みがある社会であるほどリスクテイクをするが、私たちは賢い人たちがこれを避ける」と指摘した。
先月27日、ソウル巡和洞(スンファドン)中央日報人材開発院で開かれた「中央ビジネス(JB)フォーラム」でだ。 フォーラムは中央日報産業部記者の学術会だ。 安氏は「このままいけば三星(サムスン)のような大企業も亡びる」と単刀直入に話した。 安氏の「大企業敗亡論」は世界で起きている情報技術(IT)企業創業ブームが、なぜ韓国だけを取り残しているかを説明する途中で出てきた。 韓国社会全般の「失敗を容認しない文化」が、韓国が競争国より先に動く「ファーストムーバー(first mover)」の足かせとなっており、三星のような大手企業も例外ではないということだ。