ロシア訪問の金総書記、健康回復で太った姿に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.22 09:04
ロシアを訪問している北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の太った姿が現地報道機関を通して確認された。また脳卒中の後遺症のため左手の動きが不自然だったが、今回のロシア訪問ではかなり好転している姿を見せた。金委員長は糖尿病・高血圧・腎不全のため冠状動脈疾患が発生し、二度の心臓手術を受けたと伝えられているが、今回、太った姿が確認されたことで、さまざまな推測を呼んでいる。
ロシア・アムール州インターネットサイト「ポータル・アムール」は21日、金委員長の写真を公開した。金委員長は08年8月の脳卒中手術後のやせた姿とは違い、顔・腹・脚などが太っている。髪の毛はかなり少なくなっているが、細くなっていた腹部が脳卒中前のようにまた出て、上着が小さく見えるほどだった。
国内専門家らは金委員長の健康がある程度好転したと見ている。国立がんセンターのミョン・スングォン博士(家庭医学科)は「また太ったのを見ると、健康状態がある程度回復したと推定される」と述べた。江南(カンナム)セブランス病院のアン・チョルウ教授(内分泌内科)は「糖尿病の初期には血糖が調節されず体重が落ち、薬で調節をすれば6カ月-1年後に体重が増える。おそらく金委員長もある程度良くなっている状態ではないかと思う」と述べた。建国(コングク)大病院のハン・ソルヒ教授(神経科)は「腹が出たのは食欲が回復したと解釈することもできる」と診断した。