北朝鮮、レアアース開発権と引き替えに中国から肥料を確保
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.16 09:30
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が5月の中国訪問中に肥料とトウモロコシを確保し、茂山(ムサン)鉱山のレアアース開発利権を渡していたことがわかった。
中朝関係を追跡してきた北京のある消息筋は15日、金委員長の訪中を機に中国が北朝鮮に肥料20万トンを無償で支援したとがわかった」と話した。また、「20万トンの肥料が北朝鮮の土地に散布されれば3倍に相当する食糧増産効果を得られるため食糧60万トンに匹敵する」と説明した。さらに、「北朝鮮の食糧難を考慮して中国が国際相場の半分水準の1トン当たり30ドルでトウモロコシ50万トンを北朝鮮に送ることで合意した」とし、中国東北地方から北朝鮮にトウモロコシが渡されたと推定されると伝えた。金委員長が中国を訪問した5月20日ごろは北朝鮮で春窮期の最中だった。