野球選手からスパイへ…彼の撮った写真で日本は降伏した(3)
ⓒ 中央日報日本語版2011.08.05 15:03
モー・バーグが提供した情報は写真だった。 メジャー選手だったモー・バーグはベーブ・ルースらとともに日本オールスターと試合をするために訪問した。 試合後、一人で日本を回りながら撮った写真だった。 これが軍事的に大きな機密になるとは本人も思っていなかった。 2008年10月の米日刊紙ボストングローブによると、モー・バーグが撮った「秘密写真」は第2次世界大戦中、米国が日本を爆撃する時どこに爆弾を落とすべきか、その地点を選択するガイドの役割をした。
米軍はモー・バーグの写真に基づいて、よく知らなかったアジアの島国・日本の地形をひと目で把握できた。 1942年、東京や横浜など日本主要都市を爆撃したドーリットル空襲作戦当時、軍需工場の位置を把握するのにモー・バーグの写真が利用された。 空母から出動した爆撃機が正確に軍需基地を爆破すると、日本は慌てた。 続いて45年の東京大空襲作戦、広島と長崎への原爆投下で、モー・バーグの写真は有用な情報として活用された。
モー・バーグは第2次世界大戦中、メジャーリーグのコーチをあきらめてCIAの前身であるOSSの要員として活動した。 ヒトラーの原爆計画を探知し、関係者を射殺し、情報を取り出すうえで決定的な役割を果たした。