【時論】ローラーコースター韓半島情勢、その先は(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.25 16:36
最近の韓半島情勢はローラコースターのようだ。 金正恩(キム・ジョンウン)が金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の後継者に決まった直後、全面対決態勢宣布とミサイル試験、核実験で一気に軍事的な緊張を高めると、李明博(イ・ミョンバク)大統領に特使を送って首脳会談を提案した。 しかし首脳会談をめぐる秘密接触が行われる状況で、北朝鮮軍は天安(チョンアン)艦を爆沈させ、延坪島(ヨンピョンド)に無差別砲撃を加えた。
4月には金正日委員長がカーター元米大統領を通して首脳会談をするという意向を韓国側に伝え、秘密接触が行われていた。 ロバート・キング国務省北朝鮮人権特使を団長とする食糧支援評価チームが北朝鮮を訪問し、朝米交渉の雰囲気も形成されていた。 朝中首脳会談で胡錦濤・国家主席主席が南北対話から朝米対話、6カ国協議へとつながる「3段階接近法」を金委員長に提示したと伝えられた。 しかし北朝鮮軍を代弁する国防委員会の報道官は5月末の朝中首脳会談直後、突然、秘密接触を暴露し、「韓国が首脳会談を求めてお金で買収しようとし、二度と相手にしない」という声明を発表した。 ところがローラーコースターはこれで終わりでなかった。