【社説】朝中友好条約50周年を記念する時ではない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.11 11:25
北朝鮮と中国は50年前の1961年7月11日、「友好協力及び相互援助に関する条約」を締結した。いわゆる「朝中友好条約」だ。条約の核心である第2条は「一方が一国や数カ国の連合軍の武力侵攻で戦争状態に直面すれば、相手は全力を尽くし、遅滞なく軍事及びその他の援助を提供する」と規定している。有事の際、中国が韓半島に武力介入する道を開いておいた「自動介入条項」だ。
友好条約締結50周年を記念するため両国の高官が相互訪問するなど、北朝鮮と中国は同盟関係を誇示している。北朝鮮の楊亨燮(ヤン・ヒョンソプ)最高人民会議常任委副委員長が代表団を率いて9日に北京を訪問し、張徳江国務院副首相を団長とする中国代表団が昨日、平壌(ピョンヤン)を訪れた。南北関係が事実上断絶した状態で、北朝鮮の対中依存がますます深まっている中、両国が血盟関係を対内外に宣伝しているのだ。