「技術力・秩序・外交力、日本に追いつくにはまだ遠い」(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.10 10:33
――駐日大使在任中に日本の首相が4度も変わった。日本の総体的危機は脆弱なリーダーシップのためという指摘がある。なぜそうなのだろうか。
「2種類の理由のためだ。最初は自民党が改革のタイミングを逃した。かつて危機を感知した時に自民党は骨を削る精神で改革に入るべきだった。だが“小泉シンドローム”のおかげで6年間執権を延長した。そうするうちに党も改革できず後継者も育てられず政策開発もできなかった。どの党でも変革の時期を逃してはならない。ハンナラ党もそうではないかと思う。2番目は選挙区問題だ。日本に大きな政治家がいないというのは小選挙区制の弊害が大きい。昔の中・大選挙区(3~5人選出)当時は政治的大物が東京を舞台に大きな政治に専念した。しかし小選挙区制に変わった後には必死に地方区にぶら下がる。国レベルのビジョンは後回しだ。我が国もそうした点があるのではないかと考えられる。国会議員が地方区のどぶ板政治に専念する。区議会議員と国会議員のどこが違うのか」。