「技術力・秩序・外交力、日本に追いつくにはまだ遠い」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.10 10:33
「韓日関係は政治家と外交官の友好・親善だけでは足りない。政治的基盤にしがみつきポピュリズムに揺れるためだ。企業や民衆が始めてこそ変わらぬ友人になることができる」。
3年2カ月間の駐日大使を終え帰国した権哲賢(クォン・チョルヒョン)氏の話だ。権前大使は3選議員出身だ。外交通商部の純血主義を破る人事だった。このため権前大使への見方は多様だった。李明博(イ・ミョンバク)政権になり韓日関係は大きく変わった。過去史・独島(トクト、日本名・竹島)問題は相変わらずだが、東日本大震災という類例のない大事件が発生した。中国の急浮上と南北対立、韓流拡散も作用した。韓日関係では愛憎が交錯する。36年の植民統治は別としても、歴史わい曲・従軍慰安婦・独島問題までからまり常に外交対立を生じさせる。だが、日本ほど近い国もない。権前大使と8日午前、ソウル・小公洞(ソゴンドン)のロッテホテルで会った。