これだけではない。 ９月には８回にわたり１万５０００人規模の中国宝健有限公司の職員が済州を観光する予定だ。 すでにホテルと観光バスの予約戦争が繰り広げられた。 宝健観光団は禹瑾敏（ウ・クンミン）済州道知事が誘致した。 「済州道とオーストラリアが観光候補地」という話を聞いた禹知事は昨年１０月、中国を訪問し、宝健の関係者に会って説得した。

中国人観光客が済州道観光を好むのは３つの理由からだ。 まず韓国のテレビドラマや映画など韓流の影響で済州観光に対する関心が高まった。 日本大地震の影響もある。 日本を訪れる予定だった中国人が済州道に旅行先を変更している。

済州はビザなしに訪問できるという特別自治道という点も中国人に人気だ。 済州は０８年２月、中国人個人観光客に対してノービザ入国を認めて以来、観光客が爆発的に増えている。 済州を訪れた中国人観光客は０７年の１７万６８７８人から昨年は４０万６１６４人に増えた。 今年は６０万人を超える見込みだ。

済州観光大のシン・ファングン教授は「済州が中国人観光客をずっと誘致するには、大規模な公演や中国人の口に合う食べ物を開発する必要がある」と述べた。


中国人観光客が済州道“襲撃”…韓流・日本地震の影響（１）