「北朝鮮の対中依存高まる」vs「それでも北朝鮮外交の焦点は米国」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.01 10:48
先月29日、ソウル教育文化会館で第2回韓半島フォーラム学術会議が開かれた。この日の学術会議は▽北朝鮮内部▽北朝鮮経済▽北朝鮮外交の3つに分けて進められた。以下は各文科会で討論した内容を司会者が整理した要旨。
◆北朝鮮内部(張達重教授)=世襲問題と軍を前面に出す先軍政治を主に議論した。合わせて哨戒艦爆沈、延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件の議論があった。この2つの事件が後継体制強化過程で行われたとみることができるのではないかとの意見が出てきた。しかしイム・ヒョクベク教授は、「北朝鮮の政策決定過程が不安定で起きたとみることができるのでないか」との意見を提示した。金正恩(キム・ジョンウン)後継体制は概ね公式化過程と正当化過程を終わらせたように見え、偶像化段階まで入ったとみられるという意見が支配的だ。反論もあった。金正日(キム・ジョンイル)の時と比較すると偶像化過程が現在は消極的で、公式化と正当化、偶像化までまともに進行しているとはみられないという意見だ。金正恩後継体制は南北基本合意書と首脳会談などを推進した金日成(キム・イルソン)の改革政治を追求する可能性があるという意見も出てきた。