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韓国女性、専門職進出も「仕事と家庭の両立は難しい」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.28 09:36
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昨年女性の経済活動参加率は49.4%で半分に満たなかった。年齢別で見ると女性の経済活動参加率は25~29歳が69.8%で最も高く、育児負担が本格的に始まる30~34歳で54.6%と大きく落ち込む。30代後半からはまた増加する。これをグラフで描くとM字のパターンが現れる。

韓国女性は「M字形」に形象化される育児の壁に閉じ込められ職場に進出できずにいた。統計庁のチョン・ドンミョン社会統計企画課長は、「大学進学率上昇と晩婚などで過去に比べ経済活動低下時点(Mの字の陥没点)が20代後半から30代初めに移動したが、M字形のパターンは変わらない。女性が仕事と家庭を両立しにくいということを示している」と説明した。

 
統計庁は27日、女性週間を控え「2011統計で見る女性の人生」報告書を発表した。 これによると、女性の専門職進出が増え「ウーマンパワー」が強くなった。2009年基準で歯科医の4人に1人は女性だった。女性漢方医師の割合は16.4%で1980年の2.4%から非常に高まった。大学(院)教員の女性の割合は21.1%で10年前より5.2ポイント増えた。

昨年の公務員採用試験では女性の進出が目立った。行政考試合格者の47.7%、司法試験合格者の41.5%が女性だった。今年行われた外交官試験では女性が55.2%と昨年の60.0%より低くなったが相変らず半分を超えている。2009年の一般職国家公務員のうち女性は41.0%と着実に増加しているが、4級以上の女性公務員は4.7%だけだった。

◆女性は男性より=人口では女性が多い。全人口の50.3%を占める。40代以降に男性の死亡率が急速に増え50代以降から女性の人口が男性より多くなる。大学も女性が多く進学する。2010年の女子学生の大学進学率は80.5%で、2009年に続き男子学生の77.6%を上回った。男女の大学進学率格差はますます広がっている。より長く生きる。2009年基準で女性の期待寿命は83.8年で男性の77.0年より6.8年長生きとなった。

昨年の女性の賃金は男性の0.67倍で2009年の0.665倍よりやや高まったが依然として男性の70%水準に至らなかった。賃金労働者のうち常勤労働者の割合は34.5%で、男性の47.9%を大きく下回った。これに対し女性は臨時と日雇い労働者の割合が大きかった。男女で雇用市場には相変らず格差が生じている。

◆未婚は既婚より=未婚女性が文化生活に対しより積極的だった。未婚女性の88.9%が公演・展示・スポーツを観覧していると答えたが既婚女性の文化観覧率は66.6%にとどまった。未婚女性の47.1%は結婚に対し「しても良く、しなくても良い」と考えていたが、既婚女性の52.0%は「結婚は必ずしなければならない、した方が良い」と答えた。職業を選択するのに重要な基準として既婚女性は収入を上げたのが37.6%と最も多かったのに対し、未婚女性は職業の安定性が27.9%で最も多かった。

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