日米が中国の軍事力けん制に乗り出す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.23 09:56
日本と米国が本格的な中国けん制に出た。ますます影響力が大きくなる中国を制御できない場合、日米の国際的な位置づけが揺らぐことを懸念しているためだ。
両国は21日にワシントンで外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開いた。会談には米国側からクリントン国務長官とゲーツ国防長官、日本側から松本剛明外相と北沢俊美防衛相が参加した。
両国は会談後に発表した共同声明で、「日本周辺の安保環境が一層不確実になっている」と指摘した。この数年間で急速に軍事力を増強している中国を念頭に置いた表現だ。中国が沖縄近海で艦艇を巡回させ南シナ海で周辺国と領土紛争を拡大させている状況を懸念したものだ。中国を直接名指しはしていないが、「地域の安保環境を不安にさせかねない軍事力を追求したり構築しようとすべきでない」とした。「宇宙とサイバー空間に対する脅威に対する威嚇対応」も明らかにした。中国が攻撃的に宇宙開発に乗り出しハッカーなどサイバー戦士を積極的に養成することを懸念したものだ。中国に対し、「責任ある建設的な役割、国際的な行動規範を順守しなければならない」「軍事近代化と軍事活動を開放的で透明にしなければならない」という要求も忘れなかった。