李健煕会長が激怒 三星テックワン社長を更迭へ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.09 09:38
にもかかわらず李健煕会長が社会の通念を越える厳格な基準を適用する意思を表したのは、三星の創業者である故李秉喆(イ・ビョンチョル)会長の経営哲学に基づく。李秉喆会長は常に「仕事をうまくしようとして犯した失敗は寛容に許すが、私欲のために不正をしたり、偽りの報告をしたり、不誠実な姿勢で業務に臨むのは容認しない。これを容認すれば個人を越えて、企業や国にも迷惑をかける」と強調していた。
李健煕会長は今年4月末からほぼ毎週火曜・木曜日に瑞草洞(ソチョドン)社屋に出勤し、系列会社の経営診断をチェックしている。秘書室が解体された後、役職員の倫理意識が緩んだとみて、今回「一罰百戒」次元で三星テックワンを選択したと解釈される。特にアップルなどライバル企業を目の前にして、グループを引き締めるための措置とみられる。