李健煕会長が激怒 三星テックワン社長を更迭へ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.09 09:38
大きな危機は小さな腐敗から始まる。腐敗が一度入り込めば、いくら小さなものであっても大きな災いをもたらすものだ。このため、小さいうちにえぐり取らなければいけない。8日に李健煕(イ・ゴンヒ)三星(サムスン)電子会長(69)が取った措置がそうだ。
この日、ソウル瑞草洞(ソチョドン)の三星電子社屋で開かれた水曜社長団会議。金淳沢(キム・スンテク)未来戦略室長は李健煕会長の発言を伝えた。「三星の誇りだったクリーンな組織文化が損なわれた。三星内の不正・腐敗を根絶しなければいけない」。これは最近実施された三星テックワン経営診断の結果と関連した叱責だった。
李会長は「各系列会社に対する監査がきちんと行われていないのではないか。対策も不十分だ」とし「海外の好調な企業も組織の堕落と不正で沈んだ例は少なくない」と指摘し、「三星も例外ではない。いくら監査をしても、きちんと処罰しなければ意味がない」と述べた。