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特殊戦司令部がヘリコプターで原発急襲…1時間で焦土化

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.02 16:02
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#5月18日午後9時34分、慶尚北道蔚珍(キョンサンブクド・ウルジン)原子力発電所の正門。夜陰に乗じて‘黒い影’が動き始めた。彼らの急襲に警備していた警察と支援に来た近隣軍部隊の要員が順に制圧された。 約1時間で原発の主要施設はほとんど‘黒い影’に掌握された。

先月、国防部特別検閲団(団長チェ・ヨンリム中将)が実施した国家主要施設統合防衛態勢点検でのことだ。 ‘黒い影’とは侵入組の任務が与えられた韓国特殊戦司令部要員1チームの10余人。 昨年の天安(チョンアン)鑑・延坪島(ヨンピョンド)挑発以降、北朝鮮が20万人の特殊戦兵力を利用して国家主要施設を奇襲攻撃する可能性があるというシナリオに基づく対応態勢点検訓練だった。 不時奇襲点検訓練は午後11時20分まで2時間近く行われた。

 
点検に先立ち、韓国水力原子力側が「検閲団を案内する」と述べたが、チェ・ヨンリム団長が不時特殊戦司令部投入を提案した。 チェ団長は昨年12月まで特殊戦司令官を務めた。 特殊戦司令部要員がけがをするかもしれないという憂慮が提起されると、チェ団長は「特殊戦司令部要員の実力を信じている。 不時点検をしてこそ徹底した点検になり、警戒心も強まる」と主張したという。

原発から100メートル離れた海岸にUH-60ヘリコプターで空中投下された要員が電光石火のように原発施設に侵入する間、原発の職員が慌てる姿も見られた。 一部の職員は、統合防衛態勢マニュアルに基づき招集命令が下された後、1時間が過ぎてから酒に酔った姿で現れたという。

チェ団長は「原発施設は軍部隊ではなく一般の警察が守っていて、特殊部隊の攻撃を受ければすぐに制圧されるのは当然」とし「初期の対応は不十分だったが、時間が経過するほど職員が対応能力を回復した」と述べた。 また「訓練後の対応態勢の補強がより重要だ」と話した。 点検後、原発側は兵士が常駐する幕舎も原発内に用意した。

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    2011.06.02 16:02
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    韓国特殊戦司令部要員。
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