自動車協力会社180社が部品50%以上を寡占(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.25 09:21
もっと大きな問題は柳成企業の問題だけでないという点にある。自動車専門家と業界は「第2、第3の柳成企業が出てくる可能性がある」と警告する。自動車企業の部品需要の50%以上を供給する会社が約180社ということは、このうち1社にでも問題が発生すれば、現代車などの生産台数が大幅に減少するということだ。特に現代車のタイムオフ制施行による現代車労組の反発、7月以降の複数労組の導入などで労使関係に緊張感が高まっている時点であり、業界の懸念は深まっている。
イ・ハング産業研究院主力産業チーム長は「主要部品会社の労組員がほとんど全国民主労働組合総連盟(民主労総)と産別労組の金属労組に加入していて、政治的なストにつながるおそれがある」と述べた。
今回の柳成企業事態は昨年6月に自動車のシートを製造するダスのストですでに予想されていた。慶尚北道慶州(キョンサンブクド・キョンジュ)にあるダスは生産量すべてを現代・起亜車に納品している。李明博(イ・ミョンバク)大統領の兄・イ・サンウン氏が大株主の会社だ。