韓国・EU間FTAが7月に発効すると…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.05 09:34
世界最大市場が開かれた。韓国・欧州連合(EU)自由貿易協定(FTA)批准同意案が4日、国会本会議で可決されたことで、両国間のFTAは7月に暫定発効する。貿易自由化に向けて4年以上続いた大長征がこれで締めくくられた。韓国・EU間FTAは07年5月に交渉を公式宣言した後、2年2カ月後の2009年7月に妥結し、同年10月の仮署名を経て昨年10月公式署名された。欧州議会は今年2月にこれを批准した。韓国では終盤にFTAハングル本の翻訳ミスが207カ所もあることが確認され、外交通商部は国会に3度も協定文ハングル本を提出するという紆余曲折があった。
韓国・EU間FTAが暫定発効すれば、韓国・EU間の貿易・投資・サービスなど経済各分野は新しい転機を迎える見込みだ。欧州27カ国で構成されたEUは2009年の国内総生産(GDP)が16兆4000億ドルで、世界全体GDPの30%を占め、米国(14兆3000億ドル)よりも規模が大きい世界最大の単一経済圏だ。また、韓国との貿易額は昨年922億ドルで、中国に次いで2番目に大きい貿易相手国。