韓国国税庁が所得税資料を発表…二極化が深化(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.26 10:51
資本主義が発達するほど富裕層20%と貧困層80%に社会が二分化されるという、いわゆる「20対80社会」が本当に現実化しているのだろうか。税金統計で見れば答えは「イエス」だ。
25日の国税庁によると、総合所得税申告者のうち上位20%の1人当たりの所得額は99年の5800万ウォンから09年には9000万ウォン(約700万円)と10年間に55%も増えた。一方、下位20%の1人当たりの所得額は同じ期間、306万ウォンから199万ウォンへと54%も減った。上位20%の所得が下位20%に比べて45倍も多いのだ。総合所得税は事業・不動産・賃貸・利子などのさまざまな所得を合わせて課税する税金で、自営業者など個人事業者が申告者の大半を占める。