【中央時評】日本に投じられた3つの疑問(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.24 15:18
二つ目は日本は果たして豊かな社会なのかという点だ。 もちろん、多くの国が日本が今回見せたほどの救援活動はできなかっただろう。 それでも日本国民が「安全な国づくり」と同じくらいよく聞いてきた政治スローガンが「豊かな社会に」だった。 しかし地震・津波発生から2週間が経っても依然として避難民は適切な医療どころか、食事さえもきちんとできていない。 いわゆる「在宅難民」も多い。 ガソリンがないため自動車も使えない。
最大被害地の一つ、陸前高田の戸羽太市長は最近、インタビューで「ガソリンがなく、(行方不明者・死者を)探せない。 くやしい。 闇の中で時間だけが過ぎていくというのに…」と国の遅い対応に憤りを表した。 「ライフライン」といわれる電気・水道・ガスの供給が中断しているところも多い。 「ライフライン」さえもこれほど長く復旧・再開できない状況で、これまで構築してきた豊かさとは何かという疑問が出てくるのは当然だ。 いくら忍耐強いとしても、こうした状況で不満が出てくるのは当然だ。