ホワイトハウスのサモア大量破壊兵器（ＷＭＤ）政策調整官が戦術核兵器の韓国再配置の可能性に言及したことで、これが実現する場合、どんな武器がどれほど配置されるのかに関心が集まっている。

サモア調整官の発言内容をみると、戦術核が配置されても「象徴的な意味」として少量が入る可能性が高い。米国はすでに韓国に核の傘を提供しているからだ。

最近公開された米国の「作戦計画（ＯＰＬＡＮ）８０１０－０８」は北朝鮮を仮想の敵に設定している。米科学者連盟（ＦＡＳ）のクリステンセン核情報プロジェクト局長は中央日報に対し、米国の韓半島核政策について「小型戦術核を通した核抑止から長距離戦略核を通した核抑止に変わった」と要約した。「１９９０年代初めに空中発射用として積載された分量」というサモア調整官の展望に基づき、数十発のＢ６１弾頭が導入される可能性が提起されている。

Ｂ－２ステルス爆撃機、Ｆ－１５、１６戦闘機などに装着可能なＢ６１核弾頭は米国が保有している戦術核の大部分を占める。０２年の米国の核戦略体制見直し（ＮＰＲ）によると、米国が保有する戦術核兵器は計１６２０発で、Ｂ６１系列が１３００発、トマホークミサイル核弾頭が３２０発。すでにドイツ・オランダ・ベルギーなどにＢ６１弾頭２００発余りがすでに配置されている。

Ｂ６１は最近まで韓半島に配置され、実際に搭載訓練が行われたりもした。機密解除された米政府文書によると、韓半島から核兵器が撤収される直前の９１年上半期、群山（クンサン）在韓米軍空軍基地で４８機の戦闘機で構成された第８戦術飛行団は核搭載訓練を成功させた。

トマホーク巡航ミサイルの場合、米国が昨年、日本に対して廃棄する立場を伝えており、このミサイルが再配置されるかどうかは見守る必要がある。１０－５０ｋｔ級の核弾頭装着が可能な地対地巡航ミサイルなども考慮されている。１９９１年の戦術核撤収まで韓半島にあった１５５ミリ曲射砲と８インチ曲射砲搭載用の小型核弾頭も挙がっている。しかしこのうちの相当数は廃棄処分されたと伝えられている。


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