北、米兵遺骨発掘をおとりに…米国「その手には乗らない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.21 08:24
先月25日に北朝鮮の金英春(キム・ヨンチュン)人民武力部長がゲーツ米国防長官に朝米高官級軍事会談を電撃提案したが、米国が最近、これを拒否したことが明らかになり、その波紋が注目される。北朝鮮が長距離ミサイル発射や3度目の核実験、対南追加挑発をする可能性もあるからだ。北朝鮮は対米会談提案の6日前、同級の対南会議を提案して実現した南北軍事実務会談(8-9日)では、会談場を蹴って出て行った。
北朝鮮の提案は議題や形式などの多くの点で異例だ。議題には西海(ソヘ、黄海)上の北方限界線(NLL)問題と韓半島の非核化、北朝鮮内の米軍遺骨発掘を出した。外交安保当局者は「韓半島の非核化や北朝鮮内の米軍遺骨発掘など米国の関心事を含めることで、対話実現に向けたそれなりのジェスチャーを見せたが、米国は『応じない』という回答をした」と伝えた。