越境の北朝鮮住民31人、近く送還へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.08 10:18
5日、西海(ソヘ、黄海)の海霧に覆われた延坪島(ヨンピョンド)沖。男性11人と女性20人が乗った5トンの木船が北方限界線(NLL)を越えた。韓国側当局は調査の結果、「漂流」と暫定結論を出した。しかし漁船になぜ多くの女性が乗っていたのか。亡命の意思があったのではないか。ミステリーだ。
北朝鮮住民31人が乗った船が延坪島沖のNLLを越えたのはソル(旧正月)連休中の5日。政府当局は国家情報院と軍・海上警察などで構成された合同尋問組を派遣して調べた結果、「亡命意思を明らかにした人はおらず、さまざまな状況からみて、単に漂流した可能性が高い」と暫定結論を出した。政府関係者は「北に送還するというのが基本立場。しかし万一の場合を備えて、もう少し時間を置いて見守る」と述べた。