エジプト事態に沈黙する北朝鮮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.07 08:19
北朝鮮の朝鮮中央放送は6日、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長がエジプトのムバラク大統領に年賀状を送ったニュースを伝えた。前日の報道では、エジプト朝鮮親善協会が金正日を‘白頭山(ペクトゥサン)の息子’と称賛したと宣伝した。しかし反ムバラク大統領デモについては、12日目となる6日午後まで閉口している。
30年間にわたり‘鉄拳統治’をしてきたムバラク大統領を追放しようとするエジプト国民の動きが北朝鮮住民に飛び火しないよう徹底的に遮断しているというのが、政府当局や専門家の診断だ。統一部の当局者は「二男のガマル(国民民主党政策委員長)に権力を世襲させようとして揺れているムバラクの姿は、三男の金正恩(キム・ジョンウン、労働党中央軍事委副委員長)への後継構築を進行中の金正日に相当な負担になるからだろう」と述べた。