【噴水台】肥満遺伝子
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.27 17:18
昨日は高校同窓会、今日は軍隊同期の集まり、明日はサッカーチームの会食…。 なぜ男は女を除いて男同士で交流することにこだわるのか。 決して不純な動機のためではない。 昔、先祖の涙ぐましい責任感を譲り受けたからだというのが、人類学者らの解釈だ。 狩猟集団から疎外されると、家族に肉一つ食べさせられないのではと心配した石器時代の男のことだ。 このためむしろかわいそうだと思われなければならないと、『裸のサル』の著者デスモンド・モリスは主張する。 「狩猟集団に合流しようとする太古的な本能の現代式表現にすぎない」とし「男女間の性交ほど原初的な本能」ということだ。
石器時代の遺伝子が生きているもう一つの部分は、ハンバーガー・フライドチキンのような高カロリー食品に対する耽溺だ。 猟に成功して肉を味わえることは多くない。 大抵は野菜の根や幹で空腹を癒やした男性としては、いつも油気の多い食べ物に引かれるしかない。 こうした記憶のため、今日も頭ではウェルビーイングを追いながら、口にはファストフードを入れる。 さらに脂肪はさらに多くの脂肪を呼ぶ。 満腹を感じさせるホルモンの作用を妨害し、腹が満たされても引き続き食べさせる(ユルゲン・ブラーター、『スーツを着た猟師』)。