【噴水台】肥満割増料
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.27 10:56
神話に「食欲の化身」が登場するのは洋の東西で違いはない。ギリシア神話には「飢えの呪い」を受けたエリュシクトン(Erysichton)の話が出る。エリュシクトンは女神デメテルの神聖な庭園にある木を斧で倒し、これを止めた妖精を辱めた。震怒した女神は彼にいくら食べても虚飢を感じる呪いを下した。彼は次から次へ食いつき、とうとう大事にしていた娘まで奴隷として売って食べ物を求めた。すべて食べ尽くしても満足しなかったエリュシクトンは、手足から始めて自分の体をすべてかじった。死んでこそ無惨な呪いから解かれることができたのだ。