大宇（デウ）エレクトロニクスが債権団共同管理（ワークアウト）に入って以来１１年ぶりに新しい主を見つけた。

大宇エレクトロニクス債権団は８日、イラン系多国籍企業エンテクハブ（Ｅｎｔｅｋｈａｂ）グループと大宇エレクトロニクス売却のための本契約を締結した、と発表した。 売却代金は５７７７億ウォンで、大宇エレクトロニクスのすべての資産と負債を引き受ける条件。

エンテクハブは入札当時６０５０億ウォンを提示したが、調査を経て価格引き下げを要求した。 エンテクハブは来月末までに買収代金を決済する。

大宇エレクトロニクスは大宇電子時代の９９年８月、ワークアウト（企業改善作業）に入った。 債権団はその間、３度も売却を図ったが、交渉はまとまらなかった。 １月に売却作業を再開した債権団は、４月、エンテクハブとスウェーデンのエレクトロラックスのうちエンテクハブを最終優先交渉対象者に選定した。