「ひび割れた光化門の扁額、避けられない現象」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.05 09:42
復元から3カ月たたずにひびが入った光化門の扁額をめぐる議論が起きたことから、文化財庁は4日午後、緊急諮問会議を開いた。申鷹秀(シン・ウンス)大木匠、呉玉鎮(オ・オクジン)刻字匠、キム・ドンヒョン元国立文化財研究所所長、ユン・ホンノ文化財専門委員らが出席した会議の結果は、これまでの文化財庁の立場と変わらなかった。木目に沿って亀裂が入るのは韓国固有種の松に現れる自然な現象ということだ。
諮問委員らは当面扁額には手を加えないということで意見をまとめた。別の亀裂が入る可能性があることから推移を見守り、来年春ごろに扁額が安定化した後に手を入れる考えだ。前日に複数のメディアのインタビューで「木材がしっかり乾燥しておらずひびが入った」と答えた呉刻字匠は、「(当時)当惑しあわててそう述べた。木が完全に乾いてなければ刃を入れる理由はない」と明らかにした。諮問会議が終わるのを待っていた記者らは、木材を調達した申大木匠に質問を浴びせた。3カ月でひびが入るのが正常なのか、日本や中国の宮殿の柱はなぜひびが入らないのか、などだった。申大木匠は次のように説明した。