【コラム】F1、ラブホテル、そして観光韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.29 15:35
フォーミュラ1(F1)とラブホテル。 関係がないように見えるこの2つが、全羅南道霊岩(チョンラナムド・ヨンアム)で絶妙に遭遇した。 先週、国内で初めて開催されたF1コリアGPを伝えた海外メディアは、大会とともに霊岩のラブホテルの光景を描写した記事を出した。 意図的に取材したものではなかった。 ラブホテルと呼ばれるモーテルしか空きの宿舎がなく、F1の取材に来た記者がそこに泊まりながら自ずと取材になったのだ。 そのおかげで、霊岩のモーテルには英語ガイドブックはなくても、50インチの大型モニターとコンドームは設置されていることを、海外メディアを通して初めて知った。 イタリアのある日刊紙には「F1チーム、セックスモーテルに落ちる」といコラムまで掲載されたという。
人口5万人の霊岩に3日間で外地から17万人が集まった今大会は、行事だけでは興行に成功したという評価を受けている。 付近の食堂は普段の2倍以上の売り上げとなり、モーテルが部屋を時間単位で貸さなくても普段以上の収益を上げた。また霊岩は史上初めて、多数の海外メディアの集中的な関心を受けた。 これほどなら利益が残る商売だという自賛も出てくる。