【取材日記】F1コリア、経済性が問題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.29 11:22
#場面1.記者は07年6月、フォーミュラ1(F1)モナコGPを訪れた。決勝レースが行われた日、モンテカルロ市街地には23万人の外国人が道路周辺に集まった。モナコGPは専用サーキットではなく一般道路で行われる。莫大なサーキット投資は必要ない。人口4万人・面積1.9平方キロメートルのモナコでF1はまさにフェスティバルだった。
当時、一流ホテルの一日の宿泊費は1000万ウォン(約75万円)まで上がった。モーテル級シングルルームも100万ウォンを超えた。それも3泊4日のパッケージでのみ宿泊が可能だった。レストランの昼食は50万ウォンもした。しかし「不当な料金」と不平を言う人はいなかった。人が集まるだけに当然値上がりすると考えているのだ。港には豪華ヨットが並び、昼夜パーティーが開かれていた。当時、ビジネスF1雑誌はモナコF1の経済効果を約2400億ウォンと推定した。