【社説】離散家族再会拡大のための食糧・肥料支援を検討しよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.29 10:11
6.25戦争当時、北朝鮮に置いてきた家族に会うために離散家族再会を申請した人は計12万8232人だ。このうち4万4940人はすでに死亡し、生存者8万3292人のうち70代以上が77%に達する。1985年9月、92人が平壌を訪問して家族に会って、2000年から現在のような方式の再会行事が昨年まで17回行われた。この行事を通じて北朝鮮側の血縁に会った人々は1782人で申請者の1.38%にすぎない数字だ。それさえも南北関係の冷え込みでここ数年間は再会行事がほとんど開くことができない。はかない希望をもって待たなければならない再会申請者たちとしてはつらくなる一方だ。
彼らの痛恨を少しでも減らすために大韓赤十字社は一昨日開城で開かれた北朝鮮との会談で破格的な提案をした。毎月100人ずつの再会行事定例化、再会経験がある離散家族たちの再会、毎月5000人ずつの生死・住所確認、80歳以上の高齢者の故郷訪問、拉致被害者、国軍捕虜の問題解決のための生死確認などがそれだ。毎月100人再会方式が成立しても1年にわずか1200人だ。今後20年続いても、わずか2万4000人しか志を果たせない。それが成立しても6万人近い残りの離散家族たちは、北に残してきた血縁たちに会えずに会いたい気持ちを胸に、世の中を去るほかない状況だ。