現政権で初めての北朝鮮コメ支援「人道主義薫風」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.26 10:37
25日の朝鮮向け水害支援を皮切りに、南北赤十字会談と金剛山離散家族再会が今週相次いで行われる予定で、南北関係の薫風につながるのではないかとの観測が出ている。政府と大韓赤十字社は25日午後、仁川(インチョン)港からカップめん300万個を北朝鮮に送った。中国・丹東港を経て28日ごろには8月に水害被害を受けた新義州(シンウィジュ)地域住民らに配られると統一部は説明している。
この日群山(クンサン)港を出港しようとしていたコメ5000トンは天候悪化により延期されているが、早ければ1~2日以内に出発できるとみられる。コメ支援は2008年2月の李明博(イ・ミョンバク)政権発足後初めてという点で象徴的な意味が大きい。北朝鮮が要請したセメント1万トンは29日に出港する。総額139億ウォンの北朝鮮向け物資提供費用のうち86億ウォンは統一部が管理している南北協力基金から、残り53億ウォンは政府の糧穀特別会計から充当される。大韓赤十字社を前面に出した救援物資だが、事実上は政府支援の提供だ。